第八問(12月21日出題)
最終問題が始まってすぐに「Ds10:ごうかく」とかを打ちまくりました。
第六問のように自分と同じ予想をしている人が多くいたのではないかと思います。
まぁこの予想は外れていたわけですが。
では、問題の思考をしていきましょう。
まず見たときに、いろいろと気づけることがあると思います。
これらのことから真っ先に手旗信号に行けると思います。
特に「I」の右手と左手の一のずれとかは露骨ですよね。
……嘘です。
こんなのを見せられて手旗信号だと確信を持てる人間は少ないと思います。
僕も確信はありませんでした。
そこで頻度分析から考えていきましょう。
上の行、下の行ともに一番多く出てきているものを「E」と仮定すると、単語の終わりは「ER」の形と予想できます。
ここまでの情報をまとめると「〇〇〇E〇ERE〇〇〇〇ER」となります。
「〇〇〇E〇ER/E〇〇〇〇ER」と分けてしまうと、考えられるものとして「FOREVER」や「EXPLOER」などがありますが、これといって納得感のある単語にはなりません。
ですが、手旗信号の「E」と「R」を確認するとおそらく問題はなさそう。
ということで一文字目を確認すると、「V〇〇E〇ERE〇〇〇〇ER」
笹錆
これVIGENERE CIPHERだ!
「ER」みたいに露骨な接尾語があると、かえってひっかかるので注意しましょう。
次の問題は、突然リスニングになりました。
ここで表示されている「NAVZNYF」を調べてみると、第四境界とは全く関係のない音楽アカウントがヒットしました。
わざわざ曲名に複雑な暗号を使用するとは思えないため、シーザー暗号に通してみると13文字ずらしで「ANIMALS」となりました。
また、リスニングで唯一聞き取ることのできた「マルフーシャ」は好きなゲームの主人公の名前なので、名づけ理由も調べたことがありました。
ソ連の宇宙開発において、実験に使われていたウサギの名前です。
よって答えは「ANIMALS IN SPACE」を13文字ずらした「NAVZNYF VA FCNPR」となります。
では最後の謎です。
google mapでISS内部のストリートビューが表示され、問題には特徴的な形状が書かれています。
規則性があるわけでもなく、円形や多角形から外れた形もあることから、ミッションパッチであることは推測できます。
笹錆
もしかして、このISS内から探せっていうんですか……?
笹錆
がんばってやっていきます……
笹錆
がんばっ……
このあたりで疲れが一気に出てきたため、普通に寝落ちしました。
S君
Ds試験中に寝落ちしてるやつ、多分初めてだろ。
笹錆
zzzzz……
S君
本当に寝てる......
これについて言い訳だけすると、ミッションパッチ一覧をwikipediaとにらめっこで探し続け、似た形がないということであきらめたんです。
なので、おそらくこの予想自体が間違っていると考え、あきらめてしまったんですよね。
ちなみに、そのとき見ていたwikipediaがこれです。
この右から2つ目に入るのがミッションパッチです。
そして、あらかじめ伝えておくと下の行のミッションが、今回見つけるべきパッチでした。
そう、wikipediaにさえ乗っていなかったので、時間をかけてにらめっこをしても無駄だったのです。
ですがISSを歩き回っても見つけることが難しい。
なら、どのようにして答えまでたどり着いたのでしょうか。
……睡眠を取ること5時間、寒さで起床した直後のこと。
笹錆
VIGE……NERE…
笹錆
……そういえばヴィジュネル暗号をまだ使ってない気がする。(ファインプレー1)
笹錆
JVGN……KZ…
笹錆
……初めの4文字と2文字、疑問文だとするとWHAT ISな気がする。(ファインプレー2)
睡眠を取ることで、めちゃくちゃ勘が冴えていました。
ヴィジュネル暗号、鍵の長さによっては同じ解き方ができないです。
今回は鍵の長さが7文字という短鋳物だったので、この解き方ができたというわけですね。
文頭が「WHAT IS」になるように鍵を設定すると、鍵は「NOGUCH」になりました。
笹錆
これ、鍵絶対NOGUCHIじゃん!
R君
お前、よくこんな勘頼りの解読しておいて思考の解説とか書こうと思ったな。
それはそうかも。
もし次回があれば、勘によるあてはめで解いていくのはやめたいですね。
さて、こうしてたどり着いた文章が「WHAT IS BETWEEN REALITY AND THE VIRTUAL」です。
この文章を日本語に直すと、「現実と仮想の間って何?」となります。
笹錆
??????
いや、寝起きだと勘は冴えるけど、記憶とかを思い出すのは本当に難しかったんですよ。
第四問が終わった後の予想や、第八問の最初にしていた行動。
このときは忘れちゃってましたが、それらは「第一問」の付箋があったから行ったものでした。
では「第一問」でAMGYは何と言っていたかというと、「ここは、現実と仮想を隔てる曖昧な領域」
というわけで答えは「曖昧な領域」になるわけですね。
普通に頭が回らず、めちゃくちゃ検索かけまくってました。
予想がうまくいっていても、気づけなければ意味はないですね。
僕の問題の解き方について、まとめてみると大きく分けて3通りあることがわかります。
それが「予想立て」、「総当たり」、「メタ解き」です。
メタ解き、総当たり
まずコメントが簡単な「メタ解き」からいきますが、これはできる限り問題構成や意図から考えようとしている結果であると思っています。
決して作られた謎を解きたくないわけではなく、普通に考えると知識不足や視野の狭さから解くことができないため、別の場所からヒントをもらおうとしているわけですね。
特に、第六問に関してはそれがハマっていましたが、逆に第八問ではあまり効果をなさず、一長一短ではあると思います。
「総当たり」についてもほとんど同じことだと思います。
第三問で「rap」の意味に気づけなくても解くことができたように、こちらもある程度選択肢が絞れていた場合には有効なアプローチであるといえます。
これらの解法は「当たるとバチクソ気持ちいい賭け」のような側面が強い気がします。
逆に、初心者かつソロ参加の身としては「これでしか他の人に勝つことはできない」と思い、今回は積極的に利用しました。
あまり美しい解法とは言えず、また運が良かっただけであり決して自分自身の能力向上は見込めないので、できる限り使いたくない「奥の手」のような立ち位置です。
予想立て
どちらかというと、今回メインとしてまとめ、見返したかったのはこれらではなく「予想立て」の方です。
問題を見た際に与えられた条件から解法を立てたり、文字列を見て何で複合化するかなど、後付けも多くありましたができる限り多くの要素を理由付けしたつもりです。
ですので、自分や他の方がもしこれを見た際、ある程度の納得は生まれるのではないでしょうか?
少なくとも、どれも突飛な考えをしていたわけではなく、丁寧な誘導と時々のパワープレイで突破できる問題が多い気がします。
さて、今回のDs試験の反省点ですが、自分はまだ知識不足な点が多くあり、途中で詰まっても方針転換できなかったり、寝始めたりと良い行動が取れていないように思います。
今後ももしこのようなイベントを開催していただけるのであれば、これらの点に注意して臨んでいければなと思っています。
また、もしこれを読み、第四境界に興味を持ってくださる一助になれば幸いです。
欲を言えば、次回このようなチーム戦形式が開かれる際に、自分とチームを組んでいただけるともっと嬉しいです。
笹錆
僕みたいな解き方の人間でもできるぐらい、ハードルは低いので是非!